杉並区 緑内障 高井戸わたなべ眼科 女性医師

TEL:03-3331-8870

[ 高井戸駅から徒歩5分 ] 〒168-0072 東京都杉並区高井戸東3-26-12 高井戸医療ビル3F

電話をかける
MENU

診療のご案内

緑内障

緑内障とは

緑内障

眼圧(眼球内圧)は、房水(目の中を循環する体液)によって保持されています。しかし、その房水がうまく排出されなくなり、硝子体の水圧が上がってしまうと眼圧が上昇し、正常範囲を超えてしまうと視神経(目から入ってきた情報を脳に伝達する器官)が障害され、目が正常に機能しなくなり、徐々に視野が欠けていきます。このような疾患を緑内障と言います。
ただし、なかには眼圧が正常範囲(10~21mmHg)でも緑内障になるケースもあるため(正常眼圧緑内障)、眼圧だけでは緑内障かどうかは判別できず、診断にあたっては、視神経の状態をきちんと調べる必要があります。

緑内障の種類について

緑内障には眼圧が正常でも発症するタイプもあり、種類は様々です。緑内障の主な種類は以下の通りです。

原発開放隅角(ぐうかく)緑内障

房水の出口である線維柱帯が徐々に目詰まりし、眼圧が上昇します。 ゆっくりと病気が進行していく慢性の病気です。

正常眼圧緑内障

眼圧が正常範囲(10~21mmHg)にも関わらず緑内障になる人がいます。 開放隅角(ぐうかく)緑内障に分類されます。 近年行われた全国的な調査の結果から、緑内障の約7割が正常眼圧緑内障で あり、また欧米にくらべて日本人に多いことがわかりました。

原発閉塞隅角(ぐうかく)緑内障

隅角が狭くなり、ふさがって房水の流れが妨げられ(線維柱帯がふさがれ て)、眼圧が上昇します。慢性型と急性型があります。

発達緑内障

生まれつき眼内の水の流れ路が未発達であることから起こる緑内障です

続発緑内障

外傷、角膜の病気、網膜剥離、目の炎症など、他の目の疾患による眼圧上 昇や、ステロイドホルモン剤などの薬剤による眼圧上昇によっておこります。

症状について

緑内障は、日本人の失明原因として第1位の病気です。しかし、進行した緑内障でも自覚症状はほとんど無く、たまたま健診などで見つかることが多いものです。40歳以上では20人に1人が緑内障だと言われます。
主な症状としては、少しずつ見える範囲が狭くなっているということが挙げられます。ただ、その進行は非常にゆっくりで、両目が同時に進行するということは稀です。
見つけにくいだけに、早期発見ならびに定期的な経過観察がとても大事です。

緑内障の検査

緑内障は自覚症状が出にくいので、早期発見のためにも検診を受けることが大切です。
当院では三次元画像解析(OCT)を使用して、網膜(目の奥に広がる薄い膜状組織で、光を感じ取る神経細胞が敷き詰められている)の断面を見て視神経繊維の状態を調べる検査を行っています。

緑内障の治療について

眼圧を下げる効果のある目薬を点眼し、 眼圧を下げることによって、病気の進行を抑えることができます。具体的には、 房水の産生を抑える効果がある薬や房水の流出を促す効果がある薬を点眼します。
点眼薬を用いても、視野の欠損が進行する場合は、外科的治療を行う場合があります。